【子なし夫婦の選択】賃貸 VS マイホーム/どっちがお得?【差額は約2,000万円!?】

マイホームを買った方がお得だよね!!

あ、うちは賃貸です、、、

突然ですが、教えてください。

賃貸にお住まいでしょうか?それともマイホーム

ちなみに私たち夫婦は賃貸に暮らしています。

今回は、マイホームの方がお得!と考えていた子なし夫婦が賃貸に暮らし続けるワケをご紹介します。

マイホームはいくらお得?

【賃貸】家賃10万円を30歳〜85歳まで 

【マイホーム】4,500万円で注文住宅

予算4,000万円なら、、、

  • 2階建て
  • 延床面積約50坪
  • 庭を囲むように建てられたL字型の家
  • 家の真ん中に吹抜け、開放感抜群
  • 床にはイタリア産の栗の木のフローリング、壁は珪藻土、和室の壁には月桃紙を使用

計算してみると、、、2,000万円以上お得に理想の住まいが手に入る??

目次

マイホームは2,000万円もお得!!
それでも賃貸を選ぶのは?

結婚してすぐの頃は、賃貸住宅を選ぶご夫婦が多いのではないでしょうか。

 賃貸にずっと住むより、マイホームの方がいいかも

賃貸で暮らしていると、色々な悩みが出てきます。

賃貸暮らしの悩み
  • 荷物が増えて、手狭になってきた。
  • 部屋の間取り・レイアウトを変えたい。
  • マイホームを買った方が、結局、お得。

結婚生活に慣れ、間取りの使いにくさや収納の少なさが気になっても、賃貸では”自由に変える”とはいきません。そしてなにより、家賃を払うよりマイホーム購入の方がお得?と考えます。

実際に、結婚して数年経ったであろう30歳代でマイホームを購入する方が多いようです。

出典:国土交通省「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」 

30歳代でマイホーム(注文住宅、戸建、マンション)を購入する方は全体の46.5%〜50.5%。

30年〜35年の住宅ローンを組むことを考えると、30歳代でマイホームを購入し、定年退職までに完済しようと考えるのはごく自然なことです。

やっぱりマイホームだ!

子なし夫婦が賃貸を選ぶ理由
  • 必ずしもお得、とは限らない
  • 広い部屋、部屋数は管理が大変
  • 生活の自由度が下がる(リスク)

それでも、私たち子なし夫婦がマイホームを選ばなかったのは、自由さが失われてしまうからです。

子なし夫婦がマイホームを買わない理由

マイホーム購入がお得そうなのに、私たちが賃貸を選ぶ理由はいくつかあります。

子なし夫婦が賃貸を選ぶ理由
  • 必ずしもお得、とは限らない。
  • 広い部屋、部屋数は管理が大変。
  • 生活の自由度が下がる。

マイホーム購入がお得!とは限らない

賃貸の場合、払う金額はある程度、決まっています。

例)家賃10万円なら
月10万円 × 55年(30〜85歳) = 6,600万円

つまり、家賃10万円の賃貸に暮らし続けるなら、6,600万円以下のマイホームを購入すればお得ということになります。

しかし、マイホームには多くの費用が掛かります。

建築費用4,000万円のときにかかる費用は?

  • 初期諸経費:200〜400万円(建築費用の5〜10%)
  • 維持費(固定資産税、保険、修繕積立など):約30万円/年

合計:4,200〜4,400万円+(30万円×55年)=5,850万円〜6,050万円

もし、4,000万円の家を建てようと思った場合、諸々の費用を合わせると総額約6,000万円になります。(※建築工務店、保険会社、住居地域によって変動するためおよその目安です。)

修繕費用の目安は600〜800万円程度

また、もしも建築費用に初期費用を合わせた4,400万円を全額住宅ローンで借りた場合、金利の負担も大きくなります。

もし4,400万円(建築費用+諸経費)を35年住宅ローンで借りると?

スクロールできます
金利タイプ住宅ローン総額
固定1.5%約5,700万円
変動0.5%約4,700万円
変動0.5%⇨1.5%
(最初の10年間は0.5%)
約5,300万円
合計(含む、55年間の維持費)約6,350万円〜7,350万円

頭金は?金利の変動は?と実際にかかる費用が想定よりも安いかもしれませんが、『賃貸より絶対にお得!』とは言い切れないことでしょう。

部屋が広い・数が多いと管理が大変

マイホームは部屋が広く、部屋数も多くできるため、快適に暮らすことができます。

一方で、掃除や物の増えすぎなど、管理が大変な一面もあります。

  • お互いにプライバシーが保てる。
  • 日々の掃除が大変。

私たち夫婦の場合、『それぞれの部屋があり、プライバシーが保たれている』環境であれば、十分と考えました。部屋の数が増えれば、その分、掃除をする手間や時間も増えてしまいます。

限られたスペースにレイアウトを考えながら、気に入った家具を並べるのも楽しいものです。

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マイホーム購入にはリスクがある

マイホーム購入は人生にとって、大きな買い物のひとつです。そのため多くのリスクもあります。

マイホーム購入のリスクは?

◉ 引っ越しリスク(災害、転勤、両親の介護、ご近所トラブル)

せっかく建てたマイホームも、急な災害や、転勤や両親の介護、ご近所トラブル等で引っ越さなければならない可能性があります。引っ越し費用がもちろん必要ですし、マイホームを手放そうにも、物件の価格は年数が経つほど、低下していきます。(出典:三菱UFJ不動産販売『築年数 知っておきたい売却・査定相場比較

◉ 収入源リスク(病気、リストラ、物価高)

例え、病気やリストラで働けすに収入が減ってしまったり、物価高などによって生活が苦しくなっても住宅ローンの返済は待ってはくれません。

もし”ペアローン”を組んでいれば更に負担が増えてます。(出典:三井住友銀行『ペアローンとは?』)

◉ 離婚

今は良好な夫婦関係も何かをきっかけに、離婚してしまう可能性があります。

離婚ともなれば、マイホームに住むのか、手放すのか、住宅ローンの返済はどうするのか、など多くの問題が発生します。

マイホームはいざというときに、すぐに対応できないデメリットがあります。

子供がいないため、働き方やライフスタイルを自分達に合わせて自由に変えられる子なし夫婦にとって、マイホームは大きな足枷となってしまうのでは、、、と考えました。

マイホームに向いてる、子なし夫婦は?

ここまで、マイホームを買わない理由を紹介してきましたが、決してマイホーム購入が悪いわけではありません。マイホーム購入が向いている夫婦のライフスタイルもあります。

趣味を楽しみたい夫婦にはマイホーム購入がオススメ!

  • 好きな壁紙やインテリアを楽しみたい
  • 広いキッチンで料理をしたい
  • 季節に合わせて、ガーデニングで庭を飾りたい
  • 専用部屋でゲームや楽器に夢中になりたい

マイホーム購入を金銭的に『損 or 得』で判断するのは、地域や物価、災害や離婚など多くの要素が関わるため確実な判断が難しいようです。

一方で、人生を豊かにするためにマイホームが必須であれば、家賃を払うよりも早めに住宅ローンを返済してしまう方が良いことでしょう。

金銭的にではなく、あくまでもマイホームが夫婦にとって必要かどうかが重要です。

まとめ

マイホーム購入は金額だけで「お得」と判断するのは難しい買い物です。

もし賃貸よりも安く住めたとしても、災害や住宅ローン、

また、ご近所付き合いなどお金で判断できないこともあります。

今回は4,000万円の物件で想定し、家賃10万円とそう変わらないという想定をしましたが、仮に3,000万円の物件を購入したとしても月額2〜3万円程度のお得に過ぎません。

多くのマイホームのリスクを考えると、選ぶにはややもの足りません。

住居よりも食事や趣味にお金を使いたい私たちにとってはマイホームよりも賃貸が向いているというわけです。

余談:虫が大嫌い!

余談ですが、私の妻は虫が大の苦手です。近くを横切った虫に驚いて体を痛めたこともあります。

新築マイホームは、虫の発生はかなり抑えられるようです。

しかし、時間が経つにつれて隙間からの侵入やシロアリの発生なども考えられるため、虫対策が必須です。

マイホーム全体の虫対策に労力をかけるくらいなら、賃貸暮らしで虫が発生しにくい住まいを選ぶ、または虫が発生したら引っ越すといった対策ができることも、私たちが賃貸を選ぶ理由のひとつです。

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