今回は【夫婦2人きりの「家族会議」本音を無駄にしない3つのコツ】と題して、
私達の夫婦仲が改善するきっかけになった「家族会議」についてご紹介します。
子どもがいない夫婦2人きりだからこそ「家族会議」をやるべき理由とオススメの方法についての実体験を基にまとめましたので、参考になれば幸いです。
解決!『言った』↔『聞いていない』論争
我が家で家族会議をする目的は、
『言った』↔『聞いていない』という言い争いをしないためです。
「パートナーが話を聞いてくれない…」
そう悩む夫婦の方は多いのではないでしょうか。
私達も特に妊活をしていた時期はこのような言い争いが多く、精神をすり減らす毎日でした。
夫婦喧嘩が絶えない…かつての私達のように悩んでいるご家庭は1度しっかりと『家族会議』をしてみてはいかがでしょうか。
相談じゃダメ? 『家族会議』
「夫婦の相談」=「家族会議」 ではない
ちょっとした出来事、相手の行動が気になった時、いい感じの旅行先が見つかった時、、、
そんなふとした時にいつも相談をしているから、わざわざ家族会議をする必要はないんじゃない?
そう思われるかもしれませんが、「相談」と「家族会議」には大きな違いがあります。
相談はもちろん悪いことではありません。
ただ、夫婦二人にとって重要な話題 (例:お金、保険、夫婦) についてはしっかり時間を使って、家族会議をすることが効果的でした。
『相談』と『家族会議』とで違う点は簡単にまとめると▼の3つです。
(※詳しい家族会議の方法は後ほど。)
日程、時間を決める
ふとした瞬間にしがちな相談は、夫婦どちらかが忙しくて真面目に聞けないことも…。
あらかじめ日程と時間を決めておくことでお互いに聴く姿勢を準備できます。
会議内容を事前に決める
会話をしているうちにいつの間にか話題が脱線してしまう…。
会議内容を事前に決めておくことで、本当に話したかったことを真剣に話し合えます。
記録 (議事録) を作成する。
どんなことを話した?次はどんなことを話す?◀ 議事録を見返せば、一目瞭然!
議事録はテンプレート(形式化)できるので効率的な上、後から「言った」↔「聞いていない」の言い争いが起こりにくいです。
どこかに行ってしまいがちなメモではなく、ノートやパソコンなどに保存すると◎。
我が家の家族会議
我が家が家族会議で決めたこと
どの課題も、ふと思いついたタイミングで話し合うことが難しい上に、夫婦間のトラブルになりやすい内容ばかりでした。
そのせいもあってか「話さなくちゃいけないのは分かってるけど…」といつも先延ばしにしてばかり。
「これではよくない」と我が家では2ヶ月に1回は絶対に家族会議をするように決めました。
また長く継続するために「お互いの良いところ」を褒めること、そして好きなお菓子と飲み物を用意するのは外せません。
ちなみに、、、
▼当時の家族会議の議事録
これは結婚当初の議事録です、、、。
ご飯を早く作れだの、不機嫌な時は気を遣えだの…とんだモラハラ夫!
うっ…ごめんなさい。
あの頃があっての今、ね。
議事録はこうして数年後でも見直すことができます。
自分の成長を実感できます…💦
家族会議の開催方法/注意点
ここからは私達が実際にやっていた家族会議を更に詳しく、また気がついた注意点をご紹介します。
日程、時間は負担にならないように
● 日程、時間はお互いが会議に集中できるタイミングに開催する。
家族会議の日はお互いの負担が比較的少ない休日や、翌日がお休みの日がオススメです。
家族会議は大事、、、だけど「めんどくさい!」◀これが本音です。
そんな会議に少しでも集中するためにも休日、または休日の前夜などに開催するのが良いでしょう。
● 会議をする時間は60分前後にする。
人間の集中力が持続する時間は個人差がありますが約45分〜90分程度と言われています。
経験上、家族会議は1度開催するとついヒートアップしてしまい話題が脱線してしまいがちです。
その結果、集中力が続く間に本題を話せない…なんてことになってしまっては本末転倒です。
会議のおしまいの時間を決め、集中して本題について考えましょう。
※脱線しそうになった話題は、時間が余れば話すこともありますが基本的には次回の議案とします。
タイマーをセットしておく、晩御飯の準備を始める1時間前に始めるなどが効果的でした。
議題は事前に決める
家族会議では話し合う内容は事前に決めておきましょう。
理由は話題の脱線を防ぎ、本題を効率的に話し合うためです。
● 会議中に新しく話したいことが出てきても、至急でなければ次回の議題とする。
会議中に新しい意見を思いつくと、つい話題が脱線してしまいがちです。
その結果、元々話したかったことが疎かになっては本末転倒です。
慣れるまでは難しいですが、基本的には事前に決めた議題以外は話さないようにしましょう。
しかし、新しい意見を無駄にするのは勿体ないため、至急でない限りは「次回の議題」とします。
● 「お互いについて」は毎回、話し合う。
二人きりの家族会議で最も大事な議題です。
日頃、感じていることを思い切って伝えてみてください。
当然ながら、お互いに嫌な気分になることもありますが今後の夫婦仲を思えば避けては通れない道です。
”お互い様”精神で乗り切りましょう。
ただ、どうしてもお互いの欠点に触れることになるため、気まずさなどが原因で会議が滞る可能性があります。
会議の進行のために「お互いについて」は最後に話すのが良いでしょう。
また、できれば悪い点だけではなく良いところも伝えられると良いです。
普段からパートナーの良いところを探すように心がけると少しずつではあるかもしれませんが、夫婦仲はより良い方向へと進むはずです。
回数を重ねるうちに「嫌なところ」より「良いところ」が増えてくると会議自体が楽しくなってきます。
● 「前回の振り返り」/「次回の議題」
会議の締めは絶対に『次回の議題』そして『次回の会議までにやること』を話し合ってください。
そして、次の会議の最初に『前回の振り返り』として、やるべきことができていたかを確認します。
”次は〇〇について話し合う”と決めれば、日常生活から〇〇について気がついたことや些細な情報を無意識に収集できるようになります。
こうして少しずつ、お互いにとっての理想の夫婦に近づいていきましょう。
家族会議の記録 『議事録』を書こう
家族会議の記録は『議事録』に残すのがオススメです。
議事録はメモや日記とは違い、後から自分以外が読むことを想定した会議の記録です。
テンプレート化することで読みやすいのも特徴です。
議事録は後から誰が読んでも分かるように、つまり、未来の自分達が後から読んでも分かるように書きます。
▲ 難しいように感じますが、以下の点に気をつければ簡単に書くことができます。
- 話す内容ごとに見出しをつける。
- 箇条書きにする。
議事録は1度書いてしまえばその形式をテンプレートとして、次回以降も再利用できるため、非常に効率的に家族会議を進行できます。
以下に、我が家の家族会議の一例を紹介します。
開催日:◯月◯日 時間 21:00ー22:00
議長:夫 書紀:妻
議題1『前回の振り返り』
①前回決めた家事の分担は適切か
②ふるさと納税の返礼品候補
議題2『車の購入について』
①購入車種の候補
②試乗日の予定
議題3『夏の旅行について』
①候補日、および候補地
議題4『お互いについて』
①お互いの悪い点・改善点
②お互いの良い点・継続すること
議題5『次回の議題』
・家事について
・旅行先の観光地、やりたいことを提案
・車の試乗の感想、購入の決定
(NEW)防災、避難グッズを調査
次回の開催日
◯月◯日 21:00ー22:00
このように「見出し」と「箇条書き」を意識するだけで、見やすい議事録が完成します。
まとめ
本音を言えば、家族会議なんて非常に面倒くさいですし、やりたくはありません。
ですが、夫婦2人で豊かに暮らしていくためには真剣に話し合う場を設ける必要があるのも事実です。
どうせそんな面倒くさいことをやるのであれば私達が夫婦として良い方向に進めるきっかけになった家族会議を選択肢の一つに加えることを検討してみてください。
ちなみにですが、我が家の家族会議の頻度はずいぶんと減りました。
(年に1~2回程度、内容は旅行についてが多いです。)
理由は、「子ども」「住居」「仕事」といったお互いにとって重要な話題をすべて家族会議で解決してしまったからです。
大きな問題が解決し、夫婦の関係が良い方向に進み出したら、新たな問題が出てくるまで家族会議を無理に継続する必要はないのかもしれません。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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