【子供がいない】【デメリット】をWebで検索すると、たくさんのデメリットが出てきます。
今回はそんな【子なし夫婦のデメリット】が本当にデメリットなのかを子供がいない夫婦のダンナである『あおぱか』がお答えします。
ちなみにですが、私は子供がいない デメリットをほとんど感じなくなりました♪
「もしかしたら子供がいない夫婦になるかも…」
この記事の中に、そんな不安を解消するヒントがちょっとでも見つかると嬉しいです。
子なし夫婦のデメリットは?
さて、【子なし夫婦】【デメリット】で検索してみた結果は以下の通り▼
実にたくさんあります。子なし夫婦になることに不安になってしまうのも分かります。
では、実際にどうか、、、私が子供がいない生活をしていて実際に【デメリット】を感じたことがあるのは以下の3つです。
それぞれ、どのようなことをデメリットに感じたのかをお伝えします。
離婚のリスクが高い
1つ目のデメリットは『離婚のリスクが高い』という点です。
正直、これは”ある”かなと思います。
”子供がいない”=”離婚のリスクが高い”
そう言われる理由は、
私達、子なし夫婦は子供がいないため必然的に夫婦2人きりで過ごす時間が多くなります。
その時間はとても良いものですが、一方でトラブルの原因になることもあります。
部屋の温度、起床時間や食の好み、金銭感覚、お互いの両親との距離感など様々です。
長い時間を一緒に過ごすからこそ、お互いの欠点や価値観の違いが目立ちやすい関係が私達、子なし夫婦です。
結婚して数年がたった今でも、トイレットペーパーの補充を忘れて怒られることもしばしば。
何回、同じことを言わせるの!
また、離婚のリスクが高いといわれる理由には夫婦2人きりなので日常の変化が少なく、生活がマンネリ化しやすいという声も。
確かに夫婦生活を振り返ってみると、毎日似たような話題ばかりで会話が少ないなぁと思う日もあります。
パートナーへのストレスが溜まり、コミュニケーションもままならない…そんなツライ経験をしたことがあるので”離婚”という選択肢が頭に浮かぶ気持ちはよく分かります。
「子供のために、、、離婚はできない」
子供がいる夫婦の場合、子供の教育環境や世間体、また養育費の不安といった理由から離婚を踏み留まれるケースが多いようです。
しかし、子供がいない私たちは「子育て」を理由に離婚を考え直すことはできません。お互いが納得すれば離婚できてしまいます。
共働きであれば離婚をした後も経済的に自立しやすい、ということも離婚のハードルを下げている一因かもしれません。
子供がいない夫婦が離婚のリスクが高い、は本当?
「子供がいない夫婦は離婚のリスクが高いんだ…」
ここまではそんな風に感じてしまいます。
ただ、実際にはどうなのでしょうか?
令和2年度の国勢調査によると令和2年度(2020年度)の離婚件数は全体で 193,253件 です。
この離婚した世帯のうち、子供がいる世帯の離婚件数は111,335件(57.6%)、子供がいない世帯は81,918件(42.4%)です。子供がいる世帯の方が離婚件数が多いことが分かります。
離婚件数は 子供がいる世帯 > 子供がいない世帯
そんなの子供がいる世帯の方が多いんだから当然じゃない?
「子供がいる世帯の方が多いから離婚件数も多いのでは?」
そんな疑問について、同じく令和2年度(2020年度)の国勢調査で子供と同居している家族の世帯数は、
子供と同居している世帯数 約1,400万世帯
子供と同居していない世帯数 約1,100万世帯 (比べると、約20%↓)
データ上は子供がいる世帯の方が多いのは間違いありません。
⇛ 離婚件数が多いのは『 子供がいる世帯 > 子供がいない世帯 』が理由のひとつ。
ただ、離婚件数を世帯数で割り、その割合をみてみたらどうでしょうか。
…なんと、その差は約0.06%
令和2年 (2020年) | 夫婦と子供 | 夫婦のみ | 差 |
①世帯数 | 約1394万9千 | 約1115万9千 (約20%↓) | 約279万 |
②離婚件数 | 約11万1千 | 約8万2千 | 約2万9千 |
②/① (%) | 0.798 | 0.734 | 0.064% |
つまり子供がいる/いないに関わらず離婚の割合はあまり変わらない、という結果です。
ここであらためて子なし夫婦が離婚しやすい、といわれる理由を考えてみましょう。
- 夫婦2人の価値観の違い、マンネリ化が目立つ
- 離婚を引き止める存在(子供)がいない
- 経済的に自立しやすい
▲ 子供がいれば解決しそうな問題に見えますが、子供がいる/いない世帯で離婚の割合がそう変わりません。
必ずしも 子供がいない = 離婚する わけではない
結局のところ離婚は夫婦2人の問題。子供が原因とは限らないようです。
『子供がいないから離婚するリスクが高い』ことがデメリットだ、と不安になりムリに子供を持とうとする必要はないということです。
私には今の生活が合っています♪
子供がいない夫婦ならではの、『ちょうどいい距離感』を見つけてみるのも楽しい人生の選択肢の1つです。
モヤッとする…人間関係
子なし夫婦のデメリット、2つ目はモヤッとする『めんどくさい人間関係』です。
このデメリットも”ある”でしょう
感じる疎外感
同僚や友人の「今日は入学式♪」子供の話題について行けない…
家族からのプレッシャー
両親や親族の
「孫が見たい」「子供は作らないの?」
悪気はない何気ない一言
外出先で、
「お子様はいらっしゃいますか?」
子供がいないからこそ感じる疎外感やプレッシャー、見渡せば子供向けのサービスの数々。
「また子供の話か…」
友人や職場の同僚の会話は自然と子供の話題が多くなります。
両親や親族からのプライバシーに踏み込みすぎたアドバイスにプレッシャーを感じてしまうことも。
「もうやってられない!」
いざ、気分転換に外出してみれば子供向けのサービスが目を引き、悪気はない「お子様はいらっしゃいますか?」の一言にうんざり。
そんな『めんどくさい人間関係』は子なし夫婦のデメリットといえるでしょう。
子供がいない私自身も悩むことが多い問題です。
生きにくい世の中です
人間関係の悩みをスッキリ解消!!はムリ
残念ながら、子なし夫婦特有の人間関係の悩みをキレイさっぱり解消することは難しいです。不可能といってもいいかもしれません。
仮に部屋に引きこもって友人や職場といった人間関係を拒絶しても、親族やパートナーの理解を得ることはなかなか難しいはずです。
買い物や病院、旅行、、、『子供向け』『子育て世帯サービス』『家族割』の文字がつい目に入ってしまうことも避けられません。
「本当は子どもが欲しかった…」
そんな方にとって、子供関連の人間関係は特にツラく感じるデメリットといえます。
まだ子供を持てる可能性があれば、子なし夫婦になるのはパートナーとよく相談してからでも遅くないかもしれません。
パートナーとの関係を良好にするのが、1番大切で効果的
「子供はそんなに欲しくけど、周りの目が気になる。」
そんな人間関係の不安から子供を持つことは個人的にはオススメできません。
世帯年収、ママ友や近所付き合い、子供の受験、、、子供がいるからこそ気になってしまう人間関係も山積みです。
<<世代別 悩みのランキング>>
年代 | 第1位 | 第2位 | 第3位 |
30〜34 | 自分の仕事 | 収入・家計・借金等 | 育児 |
35〜39 | 自分の仕事 | 収入・家計・借金等 | 育児 |
40〜44 | 自分の仕事 | 収入・家計・借金等 | 子供の教育 |
45〜49 | 自分の仕事 | 収入・家計・借金等 | 子供の教育 |
世代別の悩みランキングでも『育児』『子供の教育』が第3位という調査もあり、子供がいるからといって悩みがなくなる訳ではないようです。
じゃあ、どうすればいいのかな?
そんな避けられない悩み、特に人間関係の悩みを軽くしてくれるのはやはりパートナーとの良好な関係です。
子供がいない私達は「パートナーと良好な関係を築きやすい」と実感することがたくさんあります。
育児や子供の教育の代わりにゲームやテレビ・映画を観るなどゆったりとした時間を一緒に過ごすことができます。
喧嘩した翌日に雰囲気の良いレストランで仲直りしたり、夫婦仲を深めるために週末は日帰り旅行に行ったり、なんて選択肢があるのも子供がいないからこそではないでしょうか。
子供にはとても聞かせられない職場の愚痴を遠慮なく発散できるのも◎です。
(⇑ 夫婦仲の悪化の原因にもなるのでほどほどに💦)
子なし夫婦には子供がいないからこそ生まれる人間関係の悩みというデメリットはありますが、夫婦ふたりで協力すれば「ちっぽけな悩みだったね」といつか笑えるかもしれません。
将来(老後)の心配
子なし夫婦のデメリット、最後の3つ目は『将来(老後)の心配』です。
子供がいない私達にとって、老後に頼ることができる人がいないことは常に悩みの種です。
”老後”は子なし夫婦のデメリットの象徴かも
ただ、調べてみると老後に関するデメリットはあまり考えなくてもいいんじゃないかな?と思うようになりました。
子なし夫婦が老後を心配しなくてもいい理由は?
子供がいない夫婦への老後サービスが充実している(かもしれない)から!
実は、現在でも『孤独な高齢者』を対象としたサービスがあります。
『一般社団法人 終活協議会(想いコーポレーション)』や『終活と相続の窓口』といったサービスでは子供がいない夫婦や独身の高齢者向けの相続や葬儀の相談はもちろん、入院時や賃貸の身元保証をしてくれます。
費用は約30万円〜100万円と依頼するサービス内容などによっては高額になることもあるようですが、もし今すぐに”終活”が必要になったとしても、「どうしようもない」以外の選択肢があるということです。
この『終活サービス』ですが将来的には更には利用しやすくなるんじゃないかな?
なんて期待してしまいます。
その理由はサービスを使いたい”需要”とサービスを提供したい”供給”の関係にあります。
日本人の平均寿命は現在も伸び続けています。
厚生労働省による調査では、1955年に男性63.60歳、女性67.75歳だった平均寿命は2020年(令和2年)には男女ともに80歳を超えました。つまり、65年間で平均寿命が17年〜20年が延びた、ということです。
このままいけば、2040年の平均寿命は男性が83.27歳、女性が89.63歳になると予測されており、更に伸びていく可能性も十分にあります。
また「人生100年時代」と言われている今では年々65歳以上の就労者の数は増え続け、定年退職を70歳まで延長するなどした「改正高年齢者雇用安定法」が2021年4月1日に施行されました。(出典元:三井住友銀行 「70歳雇用」が企業の努力義務に! 働き方はどう変わった?」)
『働く高齢者』が増えれば、そんな”お客様”を対象にしたサービスが充実することはごく自然なことです。
『お手頃価格』、『高クオリティ』、『即日対応』
そんな聞き慣れた付加価値が『終活サービス』にも適用されることを期待してしまいます。
『これで安心♪』
、、、はちょっと待って!
ただ、終活サービスがあるからといって安心してしまうのはちょっと待って欲しいです。
今日から、コツコツと『貯金』をすることはオススメします。
理由は『良いサービスを受ける=お金がかかる』からです。
そんな先のために貯金は難しいかも、、、
そんな方はまずは家計簿から始めてみてはどうでしょうか。
最近はマネーフォワードMEなど、オンラインで出入金を自動管理できる便利なツールもあります。
「自動で管理?それはそれで設定がめんどくさそう。」
そんな方には私なりではありますが、▼家計簿を続けられるコツもご紹介しています。
『子育てができない』はデメリット?
それほどデメリットに感じたことはないです
子なし夫婦は『子育てができない』こと自体がデメリットだ、なんて言われることがあります。
ただ自分は子育てを経験できないことをデメリットと感じたことはあまり”ない”です。
確かに子育てをしてみたかったかも、と思うことはあります。
一生に1度しかできない経験である子育てや子供に関わるイベントを経験してみたいという”興味”はありますし、子育てから得られる経験で人として成長できることもあるかもしれません。
ただ、子供がいなくても人生を楽む方法は数え切れないほどありますし、パートナーと一緒に理想の夫婦に成長することは素敵なことではないでしょうか。
イベントにしても私自身は「時間が足りない!」といつも悩んでしまうことくらいにはしたいことがたくさんあります。(お金も足りませんが💦)
「子供が欲しかった…」
そう考えてしまう方にとっては『子育てができない』ことは大きなデメリットかもしれませんが、私のように子供が欲しい願望があまりない夫婦、そして事情があって子供が望めない方でも人生を楽しむことはできると思います。
まとめ
今回は子なし夫婦のデメリットについて、実際に子供がいない私の経験を踏まえて紹介させていただきました。
子供がいないデメリットは確かにあるかもしれません。
- 離婚のリスク
- 人間関係
- 将来(老後)
ただ、パートナーと良好な関係を築くことができれば離婚のリスクや人間関係はさほど気にしなくなりますし、老後をフォローしてくれるサービスにも期待できます。
「子供がいないとデメリットが多いんだ…」
そんな風に世間で言われることは意外と気にするほどのことではない、と子なし夫婦のダンナ担当である私は思います。
他所は他所。自分達は自分らしく。今をよりよくすることがなによりも大事だと考えているあおぱかでした。
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