【子なし夫婦の選択】賃貸 VS マイホーム/どっちがお得?【その差額は約2,000万円!?】

あおぱか
あおぱか

家賃をずっと払うの勿体ない…マイホーム買おうかな

皆さま、こんにちは。

子なし夫婦、ダンナ担当のあおぱかです

突然ですが、皆様は賃貸にお住まいでしょうか。それともマイホームにお住まいですか?

ちなみに私達は賃貸に暮らしています。

多くの皆様も結婚して、パートナーと暮らす最初の住まいは賃貸を選ぶ方が多いのではないでしょうか。

新婚生活による環境の変化、通帳から消えた結婚資金、意外な性格の不一致による離婚リスク…今後を考えると最初からマイホームを購入するのは勇気がいる決断です。

ただ結婚生活も数年経ち、環境が落ち着いてくれば、

 「このまま一生家賃を払い続けるより、マイホームを買った方が得なんじゃないか?

そう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、30歳代でマイホームを購入する方が多いようです。

出典:国土交通省「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf 

国土交通省「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」によると30歳代で注文住宅を購入する世帯は46.5%、分譲戸建住宅を購入する世帯は50.0%、分譲マンションを購入する世帯は50.5%と全体で最も割合が大きいです。

30歳代から退職するまでを逆算した30年〜35年で住宅ローンを契約することが理由でしょう。しかも、マイホームを購入した方が最終的に家賃を払い続けるより経済的にお得、となれば30歳代でマイホームを購入しない手はないです。

あおぱか
あおぱか

気づけば自分もそんな歳…

さてそんな人生の岐路に立つ私ですが、悩んだ結果…ずっと賃貸に住み続けます

子なし夫婦がマイホームを購入しない理由

▲子供がいないので広い部屋も部屋数も必要ない

▲マイホーム購入が必ずしもお得とは限らない

マイホーム購入は”人生で最も大きい買い物”といっても過言ではありません。そんな一世一代の決断に悩む方にとって、子なし夫婦である我々が賃貸を選んだ理由が少しでも参考になれば幸いです。

目次

子なし夫婦がマイホームを買わない理由

子供がいないので広い部屋も部屋数も必要ない

1つ目の理由は子供がいないので広い部屋も部屋数も必要ない、です。

子供がいないので、当然ながら子供部屋は必要ありません。自分たちのプライバシーが保たれる部屋数、毎日清潔に保てる範囲の部屋の広さがあれば十分です。

部屋が広ければ、掃除も大変です。

部屋が余る=置き場所が増える=無駄な荷物が増える、こんな悪循環が起きやすいのもデメリットです。

マイホーム購入が必ずしもお得とは限らない

金銭的にはマイホーム購入がお得

「一生家賃を払い続けるよりもマイホームを購入した方がお得」

不動産屋さんの常套句、と言ってしまうとまるで詐欺のような印象を受けますが、実際のところどうなのかといえば…マイホームを購入した方が金銭的にはお得と言えます。

あおぱか
あおぱか

不動産屋さんは”ほぼ”間違ってない

仮に月額の支払いを 賃貸/マイホーム いずれも約10万円とした場合、かなりざっくりした計算になりますが約2,000万円マイホームを購入した方がお得です。

【賃貸】家賃を30歳から85歳まで月10万円 = 6,600万円

【マイホーム】3000万円の物件を買うために金利1%、35年ローン(約10.7万円/月) = 約4,500万円

その差額、約2,000万円は言うまでもなく大金です。賃貸よりもマイホームがお得と言うには十分過ぎる金額でしょう。しかし、この2,000万円という金額は約10万円/月を支払う想定であり、例えば、以下のような場合に金額は大きく変動します。

  • 家賃は10万円より 高い/低い 
  • 長生きする/突然死する
  • 購入する物件の価格は3,000万円より 高い/低い
  • 住宅ローンの金利が何%か、変動金利か固定金利か
  • マイホームは将来リフォーム、増築をするか

仮に毎月の家賃を9万円/10万円/11万円とした場合、1万円毎に総支払金額は660万円前後します。

家賃支払期間総支払金額家賃9万円との差額
9万円/月55年5,940万円
10万円/月55年6,600万円660万円
11万円/月55年7,260万円1,320万円

一方で、マイホームの物件価格(借り入れ金額)、住宅ローンの金利によっても支払総額は変動します。

物件価格の変化

(固定金利 1%)

物件価格+金利(1%)総借り入れ額
(+諸経費 6%)
(+修繕費 700万円)
3,000万円約3,500万円約4,380万円
4,000万円約4,700万円約5,640万円
5,000万円約5,900万円約6,900万円

金利の変化

(物件価格 3,000万円)

金利
(元利均等)

総借入額
1%約3,500万円
1.5%約3,800万円
2.0%約4,100万円

物件価格が高くなれば、総借り入れ額も高くなります。たった数%の金利も35年という長い期間でみると、多額となります。

ただ、いずれにしても家賃を月10万円支払う場合、総額で6,600万円となりますので、おおよそ5000万円のマイホームであれば同じくらい、4000万円の物件であれば1,000万円程お得という結果になりました。

【金額】負「月10万円 家賃を払う」 VS 勝「5,000万円未満のマイホーム」 

将来的には必ずしも金銭的にお得とは限らない

マイホームの購入は5,000万円未満であれば、家賃として毎月10万円を払い続けるよりもお得と言えます。ただし、それは人生にトラブルがなく、天寿を全うできた場合に限った話です。

以下の事柄が起こった場合、一気にお得ではなくなります。

  • 転勤、両親の介護、ご近所トラブル等で引っ越さなくてはならなくなる ⇨ 引っ越し費用
  • 夫婦のどちらかが病気などで働けなくなる ⇨ 収入減、もしもに備えて保険に入る
  • 離婚 ⇨ ローン返済が負担となる
引っ越し費用

急な転勤や両親の介護、ご近所トラブル等で引っ越すことになれば、当然ながら引越し費用がかかります。そして、せっかく買ったマイホームを手放さなくてはなりません。物件の価格は年数が経つ毎に、年々低下していきます。一軒家であれば築10年50%、築20年20%…ローンを払い終わる頃には物件の価値はなくなります。

出典「三菱UFJ不動産販売」築年数:知っておきたい売却・査定相場比較https://www.sumai1.com/sellers/market/age/

夫婦のどちらかが働けなくなる

子なし夫婦の場合、共働きのことが多いかと思います。ローンを組む際はこの世帯年収を前提に組むことになります。しかし、不幸にも夫婦のどちらか病気などで働くことができなくなればで、その計画は大きく崩れることになります。”ペアローン”を組んでいれば保険料、負担も増えてしまいます。

離婚

離婚がマイホーム購入のリスクになるのは言うまでもないです。ローンの返済は更に大きな負担となり、一人きりで暮らすマイホーム…ストレス以外の何物でもありません。

35年間安全、トラブルなく暮らせる保証がなければ、35年賃貸に暮らしているのと変わりありません。【家を買う】とは言っても実際は、ひとつの物件を責任持って預けられている、ということです。もし、なにかあった時に手放す覚悟は必要ではないでしょうか。(リセールバリューの調査は必須)

マイホームを買うべき夫婦

私が考えるマイホームを買うべき理由は、自己満足 のためです。

言い換えると、マイホームを買うことで人生が豊かになるかどうかです。

具体的には…

  • マイホームを持つことが昔からの夢だった
  • 広いキッチンで趣味の料理を楽しみたい、趣味用の部屋が欲しい
  • ガーデニングを施した庭でティータイムを楽しみたい
  • 両親のために家を建てて、親孝行したい

マイホーム購入はぶっちゃけ面倒です。ブログを書くにあたって、金利、ローン、修繕費などなど調べてみましたが、恐ろしく面倒くさかったです…。

こんなことなら「ずっと賃貸でいいや」と改めて思いました。

一方で、その手間をかけても構わない程に自分の”心”を満たしてくれる目的がある方はぜひマイホームを購入することをオススメします。早めにローンを組んで支払いを始めた方が良いでしょう。

ただ、マイホーム購入=経済的な余裕 と捉えている方は、今一度、考え直すことを推奨します。おそらく経済的な余裕以上に色々な厄介が発生します。

まとめ

マイホーム購入は金額だけで判断できるほど、単純ではありません。

確かに賃貸に比べると2,000万円程はお得になりますが、その金額は換算すると月額3万円程度の負担です。

3万円はもちろん大きな金額ですが、多くのリスクと引き換えとして支払うには妥当な金額ではないでしょうか。更に、4,000万円のマイホームを買う、家賃を安くするなどで、この差を小さくすることが可能です。

私達「子なし夫婦」は35年という人生をローンに縛られながら生きるよりも、時代に合わせて住む場所を自由に選択する道を選んだ次第です。

 「お互いに何かあったときの柔軟性」

私達、二人は良くも悪くも二人きりです。お互いが病気や事故、災害でどうなるかは分かりません。どちらか一方がいなくなった時点で大きな負担となるローンを組むのにはかなりの抵抗があります。配偶者が亡くなったときの保険なんかもありますが、その保険料を支払うくらいなら最初から買わないほうが賢明でしょう。

10年後、20年後には3Dプリンターを使った安い家が買える世の中になっているかもしれません。

もし、金銭的な面でマイホーム vs 賃貸を悩んでいる方には個人的には賃貸をオススメします。ずっと残るのがマイホームの利点ですが、逆に残ってしまうのがマイホームのデメリットともいえます。夫婦2人で人生を楽しく生きるには、予期できる大きなリスクは避けていきたいところです。

おまけ①:投資という選択肢

マイホームには修繕費がつきものです。急な修繕のために毎月、約2万円を積み立てるのが良いとされています。

では、もし修繕費が必要ない賃貸暮らしをしつつ、この2万円を利回り5%で毎月積み立てたとしましょう。

30年後に元金720万円は約1,665万円になっています。老後に900万円のプラスは嬉しい収入です。

おまけ②:虫

私の奥さんは大の虫嫌いです。しかし、生きている限り害虫とは上手く付き合っていく必要があります。

マイホームは新築であれば、虫の発生はかなり抑えられるようですが、築年数が増えるに従って隙間からの侵入やシロアリの発生などは避けられない問題です。ですが賃貸であれば虫が発生しにくい住まいを選び、引っ越すことも可能です。

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